マダム・マサコがいた時代

戦後、デザイナー、ジャーナリストとして活躍した女性、マダム・マサコの足跡を追いながら、戦後女性誌の変遷もあわせて見ていきます。

マダム・マサコの著書

土門拳が見たマダム・マサコ

土門拳といえば、戦後の日本を代表するフォトグラファー。代表作もたくさんありますが、よく知られているものとしたら「筑豊のこどもたち」や「古寺巡礼」などが挙げられるでしょうか。 筑豊のこどもたち 作者: 土門拳 出版社/メーカー: 築地書館 発売日: 19…

マダム・マサコ「モード案内・1」本格的に洋裁を学ぶための専門知識

洋裁の専門知識を伝授するという意志。 「モード案内・1」には、洋裁の専門知識も伝授するというマダム・マサコの意志を感じます。これ以降の著書にも、洋裁知識の伝授という側面も見られるのですが、「モード案内・1」にはより強くそれを感じます。 巻頭…

マダム・マサコ「モード案内・1」生地がデザインを規定するということ

「モード案内・1」を、おおまかに分類すると さて、どんなことが書かれているか、内容を見ていきましょう。 「モード案内・1」の内容をおおまかに分類すると以下になります。 ①生地・柄のことや洋裁のテクニック ②さまざまなスタイル ③TPO ④海外ブランド紹…

マダム・マサコ「モード案内・1」戦後パンツスタイル事情/映画「晩春」の月丘夢路

マダム・マサコ最初の著書「モード案内・1」。 装丁デザインなどはこちらの過去記事へどうぞ。 madamemasaco.hatenadiary.com さて、「モード案内・1」の内容を見てみましょう。 イラストグラビア4pが続き、イラスト15点とともに、スタイルを紹介して…

マダム・マサコ「モード案内・1」のモダンな装丁

マダム・マサコの最初の著書「モード案内 1」 戦後すぐは「装苑」、「スタイル」などにデザインやエッセイを寄稿していたマダム・マサコ。その最初の著書は昭和25年(1950年)婦人画報から刊行された「モード案内・1」です。 洋裁に必要な生地の知識、スタ…