「デザイン・ブック 婦人画報別冊 1952年夏」 最近手に入れた「デザイン・ブック 婦人画報別冊 1952年夏」号をお見せします。 華やかで楽し気なカバー。 表紙から10pもカラーグラビアが続きます。手芸のある街着ってなんのこと? おそらく刺繍が施してある、…
宇野千代編集の女性誌「スタイル」昭和14年6月号を手に入れました。 表紙イラストがとてもモダンな印象。 内容も、海外の女優さんや、女性誌からの転載記事などが多く、先進的です。 ハリウッド女優のグラビア。 フェイシャルマッサージのすすめもあります。…
しばらく間が空いてしまいましたが、続きを。 拝啓 婦人画報殿 前回は昭和38年8月号「婦人画報」の話をしました。吉村真理さんのモダンな装いが印象的な表紙、それから敗戦から19年後の夏という、エッセイなどをご紹介しました。 madamemasaco.hatenadiary.c…
昭和38年8月号の「婦人画報」を手に入れました。 表紙のデザインに惹かれ、昭和38年8月号「婦人画報」を手に入れました。題字は佐野繁次郎、通称サノシゲ、衣裳は中島弘子、モデルはなんと吉村真理です。この時代、ヘアメイクのクレジットはありません。誰が…
ヤフオクで珍しいものをゲットいたしました。 「大阪の三越」昭和9年7月号です。 明治43年、大阪の顧客向けPR誌として創刊された「大阪の三越」。以前からとても気になっていて、すっと探しておりました。 表紙、カッコいいですね。新感覚派って感じだなあ。…
外国人観光客の街、銀座 先日、所用があり久しぶりに銀座に出てみました。毎度のことながら、外国人観光客が本当に多いです。中国人観光客が最も多いようですが、欧米系の観光客も以前より増えているように見えます。 銀座と一口に言っても、四丁目の交差点…
土門拳といえば、戦後の日本を代表するフォトグラファー。代表作もたくさんありますが、よく知られているものとしたら「筑豊のこどもたち」や「古寺巡礼」などが挙げられるでしょうか。 筑豊のこどもたち 作者: 土門拳 出版社/メーカー: 築地書館 発売日: 19…
田中絹代が輝いていない、映画「宗方姉妹」 あることを調べていて、その参考に小津安二郎監督作品「宗方姉妹」を見ました。 田中絹代と高峰秀子が主演しています。 この作品は昭和25年度の興行収入1位も獲得し、当時は人気作品だったようです。しかし現在で…
マダム・マサコ研究の一環として、戦後、特に昭和21年から30年ごろに発行された女性誌を収集しています。「婦人画報」などはなかなか値が高く、簡単に手に入れることはできませんが、ボチボチやっております。 私が収集している雑誌のなかでも、一番多く手元…
大村しげのこと。 長らくブログを書く手を止めていて、ごめんなさい。久しぶりにブログを書くのに、今日はマダム・マサコの話からは少し離れて、大村しげのことを書きたいと思います。私のライター仲間であり盟友の川田剛史さんが、随筆家・大村しげのことを…
豪雨による河川の決壊、浸水、また緩んだ地盤による土砂崩れなど、7月11日現在、いまだ西日本を襲った災害被害の全容は明らかになっていません。 奇しくも昭和13年(1938)7月3〜5日、六甲山系の豪雨が土石流を引き起こし、約700名ともいわれる阪神大水害か…
戦後のブランド事情がわかる記事が満載 「モード案内・1」の中では、海外ブランド紹介にも多くのページを割いています。どのようなブランドなのか、マダム・マサコの実体験を通して紹介されていて、読み物としても楽しいものです。拾い読みしてみましょう。…
洋裁の専門知識を伝授するという意志。 「モード案内・1」には、洋裁の専門知識も伝授するというマダム・マサコの意志を感じます。これ以降の著書にも、洋裁知識の伝授という側面も見られるのですが、「モード案内・1」にはより強くそれを感じます。 巻頭…
「モード案内・1」を、おおまかに分類すると さて、どんなことが書かれているか、内容を見ていきましょう。 「モード案内・1」の内容をおおまかに分類すると以下になります。 ①生地・柄のことや洋裁のテクニック ②さまざまなスタイル ③TPO ④海外ブランド紹…
マダム・マサコ最初の著書「モード案内・1」。 装丁デザインなどはこちらの過去記事へどうぞ。 madamemasaco.hatenadiary.com さて、「モード案内・1」の内容を見てみましょう。 イラストグラビア4pが続き、イラスト15点とともに、スタイルを紹介して…
マダム・マサコの最初の著書「モード案内 1」 戦後すぐは「装苑」、「スタイル」などにデザインやエッセイを寄稿していたマダム・マサコ。その最初の著書は昭和25年(1950年)婦人画報から刊行された「モード案内・1」です。 洋裁に必要な生地の知識、スタ…
戦後の「装苑」は最初期のマダム・マサコの活躍の場のひとつ。 ヤフオクという沼にずるずるとハマりながら、古雑誌を集めております。 最近購入したのは、昭和24年から昭和33年までの「装苑」。 マダム・マサコが活躍した媒体のひとつです。 国立国会図書館…
ファッションデザイナーとしてのマダム・マサコの位置づけとは。 明治38年(1905年)「婦人画報」創刊から70年後の昭和50年(1975年)に発行された「婦人画報創刊70周年記念 ファッションと風俗の70年」に、「ファッションデザイナーの系譜と活動」という記…
宇野千代が、夫の北原武夫と共に戦前から出版していた女性誌「スタイル」。 写真は戦後に復刊した第1号となる昭和21年3月号の表紙。こののち、マダム・マサコも数回寄稿している。 「スタイル」の特徴は、ファッションのみならず、読み物、カルチャーにペー…
その名前がメディアに登場するのは戦後すぐに発行された「装苑」や「スタイル」など。その後デザイナーとして、ファッションジャーナリストとして活躍し、昭和30年代は「婦人画報」の表紙デザインなども手掛けました。 着るためには洋裁をするしかなかった時…